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商談とは?準備からアフターフォローまでの流れ、成功戦略やポイントを解説

商談とは?準備からアフターフォローまでの流れ、成功戦略やポイントを解説
この記事を読んでわかること
  • 商談の定義と目的、打ち合わせや営業との違い
  • 商談前の準備から成立後のフォローまでの流れ
  • 商談を成功に導く実践的な戦略とテクニック
  • 組織全体で商談力を高める方法

商談は、ビジネスの成否を左右する極めて重要なプロセスです。成約率を上げるためには、徹底した事前準備と標準的なプロセルが欠かせません。

基本的な流れを把握していなければ、自社サービスの魅力を伝えきれなかったり、「ビジネス相手としてふさわしくない」と判断されるかもしれません。

今回は商談の基本から具体的な進め方、顧客の決裁を後押しする実践的なテクニックをまとめました。商談スキルを向上させたい担当者の方はもちろん、 組織として「勝てる営業」の標準化を目指すマネジメント層の方も、ぜひ実務の参考にしてください。

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商談とは

商談とは、企業間または営業担当者と顧客との間で行われる、商品やサービスの取引に関する具体的な交渉のことです。価格や納期、契約条件などを話し合い、最終的な合意を目指します。

まずは、商談の基本的な知識を確認していきましょう。

商談の目的

商談の主な目的は、自社の商品やサービスを顧客に提案し、受注や契約を獲得することです。その過程においては、「顧客の課題解決に対する合意形成」が不可欠です。

一方的な売り込みではなく、顧客が抱える真の課題(ペインポイント)を深く理解し、自社のソリューションがどのようにその課題を解決し、どのような投資対効果(ROI)をもたらすのかを明確に示す必要があります。

顧客との信頼関係を構築しながら、双方にとってメリットのある取引を実現することが真の目的といえるでしょう。

打ち合わせや営業との違いは?

商談と似た言葉に、「打ち合わせ」や「営業」があります。それぞれの意味は、端的には以下のとおりです。

  • 商談:「意思決定」を促す場。 契約締結を前提とした条件交渉や、導入の最終判断を仰ぐ具体的なフェーズ。
  • 打ち合わせ:「情報共有」や「相談」の場。 プロジェクトの進捗確認や既存取引の運用相談など、広範囲な意見交換を指す。
  • 営業:「一連の活動全体」のこと。 ターゲット選定からリード獲得、商談、契約後のフォローまでを含むビジネスサイクル全体。

ここでは、ビジネス用語としての使い分けや考え方の違いをまとめました。

打ち合わせとの違い

打ち合わせは、ビジネス上の関係者が集まって情報共有や意見交換を行う場です。既存の取引先との定例会議や、プロジェクトの進捗確認などが該当します。

一方、商談は具体的な取引条件を詰めて契約を目指す場です。より明確なゴールが設定されることが多くなります。

営業との違い

営業は、顧客開拓から契約締結、アフターフォローまでを含む幅広い活動全体を指します。見込み客の発掘から関係構築、提案、継続的なサポートなど、多岐にわたるプロセスが含まれます。

商談は営業活動の中で、具体的に取引条件を交渉する場面です。営業という大きな枠組みの中に、商談という重要なステップが位置づけられています。

商談を成功させる事前準備の3つのポイント

商談の成否は、事前準備の質で大きく左右されます。準備不足は相手に対して失礼であるだけでなく、貴重なチャンスを逃す原因にもなります。しっかり準備をして、商談に臨みましょう。

商談を成功させる事前準備のポイントは、以下の3つです。

  • 相手ことをよく知る
  • 自社のサービス・商品の知識を深める
  • 話の引き出しを増やす

まずは相手が抱える課題やニーズを、できる限り把握することが大切です。商談では相手が必要としている情報を、効果的に提示することが基本となります。まずは相手のことを調べ、需要に合致した提案計画を練りましょう。

また自社のサービス・商品の知識を深めることも大切です。説明書通りの使い方だけでなく、相手の課題解決につながるような提案や組み合わせを提示できるようになるまで、特性や活用事例を学んでください。

サービスや商品がどう役立つのか的確に伝えるには、タイミングも大切です。相手の話にあわせて情報提供できるよう、社会情勢や顧客情報、商品知識を組み合わせて、なめらかな文脈で商談を盛り上げましょう。

相手を知って商品・サービスの紹介方法を考え、自然な流れで会話ができるよう周辺知識の引き出しを増やしておくことが、効果的な商談につながるのです。

商談の流れ

商談の大きな流れは、前後を含めて、以下のとおりです。

  1. 商談前の準備
  2. 商談
  3. 商談成立後

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①商談前の準備

準備の工程が、商談の結果を左右すると言っても過言ではありません。一般的な商談前の準備工程と、ポイントをまとめました。

顧客へアプローチする

商談の機会を得るために、まずは顧客へのアプローチを行います。アプローチ方法は大きく2つに分けられます。

  • インバウンド営業
    インバウンド営業は、ウェブサイトやSNS、セミナーなどを通じて顧客からの問い合わせを待つ手法です。顧客自身が興味を持って接触してくるので、すでにニーズが顕在化し、商談に進みやすい傾向があります。

  • アウトバウンド営業
    アウトバウンド営業は、電話やメール、訪問などで企業側から積極的にアプローチする手法です。潜在顧客にリーチできる一方、相手のニーズを引き出す工夫が必要になります。

商談を行う相手が決まったら、アポイントメントを取りましょう。電話やメールで連絡し、商談の日程調整を行います。

初回の商談では相手のオフィスを訪問するのが一般的ですが、最近ではオンライン商談も増えています。アポイント確定後は確認メールを送付し、双方の認識をすり合わせておきましょう。

商談相手をリサーチする

アプローチ後の商談を効果的に進めるには、相手企業や担当者に関する事前調査が重要です。企業の事業内容や業界動向はもちろん、最近のニュースやプレスリリース、競合他社の状況などを把握しておくとよいでしょう。

可能であれば、担当者の役職や決裁権の有無や関心事なども調べておくと、よりスムーズな商談ができます。

商談での提案内容を整理する

リサーチした情報をもとに、提案内容を具体的に組み立てます。相手企業が抱えていそうな課題を想定し、自社の商品やサービスがどのように解決できるかをまとめる作業です。

価格やプランや導入スケジュール、期待される効果など、具体的な数字を提示しながら整理すると説得力が増します。

②商談

いよいよ商談です。商談中の流れと、それぞれの役割を見ていきましょう。

名刺交換やアイスブレイクを行う

商談の最初の数分間は、その後の雰囲気を決める重要な時間です。まずは名刺交換や自己紹介や短いアイスブレイクを行います。

名刺交換・自己紹介はビジネスマナーに則って、丁寧に行います。また自己紹介では名前と役職だけでなく、簡潔に自社の事業内容や今日の訪問目的を伝えます。

アイスブレイクは場の雰囲気を整えるための短い雑談です。業界の最近のニュースや共通の知人、あるいは事前準備で得た業界の関心事など、相手のビジネスに直結する軽い話題から入るとよいでしょう。

なおオンラインの場合、名刺交換は省略されることが多いです。

相手の課題をヒアリングする

商談の中で最も重要なのが、ヒアリングです。まずは相手の状況や課題の把握を目指しましょう。

相手が抱えている問題や困りごとや達成したい目標、予算や導入時期の目安などを丁寧に聞き出します。相手の話にしっかり耳を傾け、適切な質問を投げかけながら、ニーズを把握する作業です。

自社の商品やサービスをどんな形で提供できるか、相手の話に則して流れを組み立てていきましょう。

自社サービス・商品をプレゼンする

ヒアリングで得た情報をもとに、自社の商品やサービスを提案します。重要なのは「相手の課題をどう解決できるか」という視点で説明することです。具体的な導入事例や数値データを示しながら、効果をイメージできるように伝えましょう。

ポイントは制約条件(できないこと)もきちんと伝えることです。課題解決のために足りない部分を示しながら、カバーする方法や代替案もあわせて提案しましょう。

取引の疑問点・懸念点を確認する

プレゼンテーション後は相手の反応や理解度を確認します。不明点や懸念点がないか尋ね、疑問を残さないよう対応します。相手が抱える懸念をひとつずつクリアすることで、契約までの障害を取り除きましょう。

クロージング

商談の最終段階です。クロージングでは、提案内容や契約条件を明確に示し、価格やスケジュールの要点を説明します。あわせて、調整可能な点を提示し、相手のニーズに応じた柔軟な対応を行います。

商談では、その場で契約が決まらないこともあります。社内検討が必要な場合もあるので、次回の連絡日時や必要な資料、検討期限などを確認しておきましょう。

次のアクションを明確にすることで、商談を前に進めることができます。

③商談成立後

商談が成立したら、それで終わりではありません。長期的な関係構を目指し、契約後のフォローを行いましょう。

アフターフォロー

商談後はお礼のメールと商談内容の議事録を送付します。

約束した資料や情報があれば、なるべく早く提出してください。契約後も定期的に連絡を取り、導入がスムーズに進んでいるか、問題がないかを確認することも大切です。その後は進捗にあわせ、必要なフォローを行います。

顧客満足度が高めて、リピート契約や他社への紹介につなげましょう。

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商談に使える戦略とテクニック

商談中は、戦略やテクニックも効果的に活用しましょう。ここでは商談時に実際に使える、戦略やテクニックを紹介します。

相手に信頼される話し方とは

商談では話し方や人柄の印象が、信頼関係の構築に直結します。適切なペースとトーンで、聞き取りやすい話し方を心がけましょう。

また専門用語が多いと、相手は話を聞く気がなくなるかもしれません。相手の知識レベルに合わせ、わかりやすい言葉選びを心がけてください。自信を持って話すことも大切ですが、傲慢にならず謙虚な姿勢を保つことで、相手に安心感を与えられます。

相手の目を見て、理解のペースにあわせて、話を進めましょう。

BANTで顧客の裁決条件を見極める

顧客の購買意欲や条件を見極めるために活用されるのが、BANTです。商談中はBANTの以下の4点を意識して、話を進めるとよいでしょう。

要素

詳細

予算(Budget)

相手の予算

決裁権(Authority)

相手の持つ決裁権の範囲

ニーズ(Needs)

相手の抱えている課題

導入時期(Timeline)

導入のタイミング

BANTを意識すると話の優先順位をつけやすくなり、より効率的なアプローチが可能になります。

オープンクエスチョンでニーズを深掘りする

ヒアリングの際には、自由回答形式のオープンクエスチョンを上手に活用しましょう。「はい」「いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンだけでは、相手の本当のニーズや背景にある課題を引き出すことが難しいからです。

ヒアリング中の質問では、以下の4つの質問を通して顧客の潜在ニーズを引き出すSPIN話法が役立ちます。

S:Situation(状況質問)

P:Problem(問題質問)

I:Implication(示唆質問)

N:Need-payoff(解決質問)

4つのタイプの質問を組み合わせることで、顧客のニーズや課題解決の糸口を探りましょう。

クロージングのテクニック

商談の最終段階であるクロージングでは「選択肢を提示する」のがおすすめです。

「契約するか・しないか」ではなく、「AプランとBプラン、どちらがご希望に近いですか」と選択肢を示すことで、契約を前提とした会話に自然に誘導できます。

また期間限定の割引や特典、早期導入によるコスト削減効果などを具体的に示すことで、決断を後押しします。

ただし強引に迫るのは逆効果です。飽くまで相手のペースを尊重しながら、適切なタイミングで背中を押すバランスを意識してください。

相手が乗り気でないときは「一歩引いて」

商談中、相手の反応が芳しくない場合は、一歩引くことも重要な戦略です。商品やサービスから離れ、顧客の近況や課題を改めてヒアリングすることで、別の方面からのアプローチが可能になるかもしれません。

また不安点や疑問点を率直に尋ねることで、本当の障壁が明らかになる場合もあります。その障壁に対処できれば商談は前に進みますし、対処が難しければ無理に進めずに関係性を維持することを優先しましょう。

焦って強引な営業をするより、長期的な視点で信頼を築くほうが、最終的には成果につながります。

社内全体の商談力を高めるには?

商談力の向上は、組織全体の業績アップにつながります。属人化させず企業の財産として、商談力の底上げを目指しましょう。

社内全体の商談力を高めるコツをまとめました。

商談プロセスを標準化する

組織全体の商談陸を高めるには、商談プロセスを標準化し、ポイントを社内で共有するのが重要です。

成功事例やベストプラクティスをマニュアル化し、新人でも一定レベルの商談ができる仕組みを目指します。また商談前のチェックリストやヒアリングシート、提案書のテンプレートなどを整備することで、属人的なスキルに頼らず、組織的な営業活動を目指しましょう。

ただし画一的になりすぎないよう、個々の顧客に合わせた柔軟性も保つバランスも大切です。

進捗状況を可視化して社内で共有する

商談の進捗状況や顧客情報を、社内で共有する仕組みを構築しましょう。ツールを活用し、誰がどの顧客とどの段階にあるかを可視化します。

上司や同僚からのアドバイスが得やすくなり、担当者が不在の際もスムーズです。また成功事例や失敗事例を共有することで、組織全体の学びとなり、商談スキルの向上につながります。

情報共有は個人プレーではなく、チームプレーで成果を上げる文化を育てるのです。

ロールプレイングを実施

商談の場は台本通りには進みません。事前にロールプレイングを実施しておくこどて、話の流れをコントロールしやすくなります。

ロールプレイングの相手は、先輩や上司など、自分より商談経験の多い人がおすすめです。具体的な場面を想定しながらアドバイスをもらうことで、より実践的なスキルが身に付きます。

ロールプレイングを繰り返し、商談テクニックを組織内で共有することで、全体の成績向上にもつながりますよ。

導入成果を具体的に分かる成功事例を示す

商談では相手に自社のサービス・商品を導入するメリットを、具体的にイメージさせることがポイントです。 そのため、導入成果を具体的に分かるような成功事例を提示することは有効的です。

成功事例では、数字や結果を可視化し、明確に提示することが大切です。具体的な成果として導入イメージを明文化することで、相手にサービス・商品のよさが伝わりやすくなります。営業担当者間で導入成果を共有し、調査結果としてまとめておきましょう。

サービスや商品そのものだけでなく、使った後のベネフィットを提示することが、商談成功のコツです。

まとめ

商談を成功させるためには、事前の入念な準備、商談中の丁寧なヒアリング、そして商談後のこまめなアフターフォローが欠かせません。相手の課題やニーズを正しく理解したうえで信頼関係を築き、自社のサービスや商品がどのように価値を提供できるのかを的確に伝えることが重要です。

また、BANTやSPIN話法などの戦略・テクニックを適切に活用することで、商談の質は高まり、成約率の向上も期待できます。さらに、商談プロセスを組織として標準化し、成功事例やノウハウを共有することで、個人に依存しない「強い営業体制」を構築することが可能になります。

一つひとつの商談に真摯に向き合い、顧客にとって最適な提案を積み重ねていくことが、長期的な信頼関係の構築と、双方にとって価値ある取引につながるでしょう。

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On Tech Media編集部
執筆

On Tech Media編集部

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