株式会社LegalOn Technologiesのグループ会社で、専門領域におけるAI開発を行う株式会社On Technologies(本社:東京都渋谷区、代表:代表取締役 角田 望)は、人事業務を担うAIエージェント「WorkOn(ワークオン:https://on.tech/workon )」に、新たに労務管理、勤怠管理、給与計算の3つの機能を搭載しました。
今回の機能拡充により、「WorkOn」上で従業員情報、組織情報、雇用形態、勤務形態、給与の締日や支払形態等の人事におけるマスターデータを統合することができるようになり、人事情報の同一プラットフォーム管理や、AIが各データを連携させ人事業務を一気通貫で実行します。

■「WorkOn」のAIで法令・社内規程に準拠した人事労務管理を目指す
人事労務の現場では、複数の人事向けツール、Excelを使い分けることによる「データの散在」と「二重入力」が必要となっています。特に、勤怠と給与は密接に連動する業務でありながら、データ連携のためだけにCSV加工・転記作業が毎月発生し、月末に業務が集中して長時間労働が必要な構造となっていました。また、AIの普及が進む中でデータの分断はAIの精度を制限する大きな要因になります。
「WorkOn」はこれらの課題を根本から解決するために勤怠・給与・労務の情報を同一のプラットフォーム上で統合管理するAIネイティブな設計を採用しました。
今回搭載する3機能は、人事労務のデータ基盤としてそれぞれが密接に連携します。

- 労務管理から勤怠管理
組織図、勤務形態、会社カレンダーなどを勤怠ルールの基準として自動参照します。
- 労務管理から給与計算
雇用形態、締日支払形態、支給控除項目、扶養家族情報などを給与計算に反映します。
- 勤怠管理から給与計算
月次締め確定後、実労働時間、残業時間、休暇取得・消化状況などの勤怠データを給与計算に連携します。
これにより、人事・勤怠・給与の間で発生していた手作業によるデータの橋渡しを削減し、一連の業務の工程を一体化することで、正確性が求められる月次業務の負担を根本から解消します。
■今回搭載する3機能詳細
●労務管理:従業員情報、入社手続き、権限などを一元管理
労務管理機能は、従業員の入退社・組織・人事情報を一元管理します。これまで複数のシステムやExcelなどに分散していた人事情報を「WorkOn」に統合し、すべての「情報基盤」として機能します。従業員情報の登録や組織図の作成・変更履歴管理、入社手続きの進捗管理など、人事の日常業務を「WorkOn」上で完結できます。
また、AIアシスタントと連携することで、社内規程や制度に関する問い合わせへの自動応答など、労務管理の基盤データをAIが活用する環境が整います。
●勤怠管理:法令遵守を支えながら、月次業務の手戻りをなくす
勤怠管理機能は、従業員による打刻・休暇申請から管理者による承認、36協定モニタリング、月次締め処理まで、勤怠業務の一連の流れをカバーします。労務管理機能に登録された組織情報・勤務形態・会社カレンダーを自動参照するため、従業員ごとの勤怠ルールを別途設定が不要です。個人の勤怠の締め作業状況はダッシュボードで一覧表示されるため、月末の「勤怠締めが完了していない従業員」を個別に確認・督促する手間を削減します。
また、36協定アラートにより、残業時間の上限接近をリアルタイムで把握し、法令違反リスクの早期対処を支援します。
締め処理が完了すると、勤怠データは給与計算機能へ自動連携されます。これにより、毎月発生していた「CSV出力と別システムへのデータ入力」の作業が不要になります。
●給与計算:ミスが許されない月次業務を、データ連携で正確かつ効率的に
給与計算機能は、勤怠・社会保険・手当など複数の情報が絡み合い、かつ法令に基づく正確性が求められる高度な業務です。給与計算機能は、この心理的負荷の高い業務を支えるために、勤怠データと人事情報を自動で引き継ぎ、計算から支払いまでの一連の流れを「WorkOn」上で完結させます。
勤怠管理機能で締め処理が完了すると、実労働時間・残業・休暇データが自動的に給与計算へ連携されます。担当者はCSVの加工・転記なしに計算を開始でき、「事前確認→計算実行→確定」のステップに沿って作業を進めることで、担当者のスキルに依存しない正確な運用が可能です。
計算確定後は、振込ファイルの作成・賃金台帳の出力をはじめ、給与確定後に発生する各種事務作業も「WorkOn」上で一括管理できます。従業員は支払日に給与明細を「WorkOn」上で確認でき、過去の明細も含めていつでも自分の報酬情報を把握できます。
■3機能の拡充と連携で実現する今後の「WorkOn」のAIエージェント
今回「WorkOn」は、労務管理・勤怠管理・給与計算という3つの基幹業務を、単一のデータ基盤上で統合しました。これにより、AIが業務データや従業員の状況を横断的に理解し、それぞれの業務プロセスに深く介在できる環境を実現しています。こうした「AIネイティブ」な設計により、例えば以下のような体験が今後可能になります。
・給与、報酬に関する高度な分析・解説(労務管理・勤怠管理・給与計算)
AIが、前月比・前年比での給与差分を検知し、税制や社会保険料の改定、残業時間の推移など、給与変動の要因を根拠とともにわかりやすく解説します。
・雇用契約と実態の乖離を捉える高度なコンプライアンス・監査(労務管理・勤怠管理)
AIが、従業員の雇用形態や労働条件、36協定などの各種ルールと、実際の勤怠データを横断的に照合し、勤務実態との乖離や潜在的な法的リスクを事前に検知します。
「WorkOn」は、AIによって人事担当者が“確認と承認”に集中できる環境の実現を目指し、今後も機能拡充を進めてまいります。